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【金相場】週末3日のNY金相場は、米雇用統計やISM非製造業景況指数で米経済の底堅さが示唆された事が材料となり売り優勢の展開に。中心限月の12月限は1トロイオンス1269.20ドル(-8.90ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。米労働省が朝方発表した10月の雇用統計によると、景気動向を反映する非農業部門の就業者数は季節調整済みで前月比26万1000人増と、ハリケーンが影響した前月からの反動で伸びが加速した。ただ、増加幅が市場予想を下回ったことから、発表直後はドル売り・ユーロ買いが台頭。ドル安による割安感から買いが入り一時的に金は上昇した。しかし、その後は雇用統計がまずまず堅調な内容と受け止められたほか、米サプライ管理協会(ISM)が公表した10月の非製造業景況指数が前月から上昇して予想も上回ったことから、ドルは押し目買いが入り為替相場が反転。ドル建てで取引される金商品は相場を圧迫されたほか、週末を控えた持ち高調整目的の売りにも押されマイナス圏に沈下した。
連休明けの国内金相場は、週末3日のNY相場が下振れたことを映してマイナス圏に反転。買取ベースでは1gあたり4,991円(-25円)と、反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
11/06 4991円 (-25円)
11/02 5016円 (+43円)
11/01 4973円 (-2円)
10/31 4975円 (-12円)
10/30 4987円 (+10円)
10/27 4977円 (-29円)
10/26 5006円 (+2円)
10/25 5004円 (-9円)
10/24 5013円 (+5円)
10/23 5008円 (+1円)
直近10日間の金相場平均価格:4,995円/g
【パラジウム相場】週末3日のNYパラジウム相場は、押し目を買われるも、ドル高が圧迫要因となり続落。中心限月の12月限は1トロイオンス991.50ドル(-2.50ドル)と、小幅ながら値を下げマイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、売り優勢となった前日相場の反動から序盤は安値拾いや、押し目を買われ堅調に推移した。しかし、発表された米国経済指標が底堅い内容となった事から、外為市場ではドル買いが台頭。ドル建てのパラジウムは割高感に押され、相場は間もなくマイナス圏に反転した。ただ、世界景気の拡大観測や、米国株の上昇を受けて、下値を支えられ売りは一定に留まった。
この日のプラチナ清算値は5.90ドル安の1トロイオンス921.90ドル。(続落)11月3日時点でのNY白金と、NYパラジウムの逆鞘は69.60ドル(パラジウム高) となった。
連休明け国内パラジウムは、2日や週末3日のNY相場がマイナス圏で推移した事を映して3営業日ぶりに小反落。買取では1gあたり3,899円(-5円)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を落とし、前営業日の一代高値(2001年2月9日相場以来およそ16年9ヵ月ぶり高値)から後退しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/06 3899円 (-5円)
11/02 3904円 (+97円)
11/01 3807円 (+76円)
10/31 3731円 (-33円)
10/30 3764円 (-5円)
10/27 3769円 (+21円)
10/26 3748円 (-5円)
10/25 3753円 (+27円)
10/24 3726円 (-65円)
10/23 3791円 (+81円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,789円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1271.85ドル、パラジウムは999.60ドル、為替は1$114円32銭前後の値動きで推移しております。