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【金相場】週明け13日のNY金相場は、ドル安要因や、中東情勢の緊迫化、年内における米税制改革に対する懐疑的な見方が、金買いを後押しし上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1278.90ドル(+4.70ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。この日の金相場は、早朝からドル売り・ユーロ買いが進行し、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたことから、序盤より買いが先行した。また、サウジアラビアを巡る政治情勢の緊張や、米税制改革をめぐる先行き不透明感がくすぶっていることも、安全資産とされる金には支援材料となり買いを後押しする展開となった。税制改革の目玉となる連邦法人税(現行30%)の20%への引き下げ時期をめぐっては、下院案が2018年、上院案が19年と異なっている。また、下院歳入委員会のブレイディ委員長は12日、上院共和党が提案した州・地方税(SALT)控除の全面廃止を受け入れない方針を表明。これを受けて、議会での調整が難航するとの見方が広がっている。
国内の金相場は、買いが優勢となった週明けのNY相場を映して反発。買取ベースでは1gあたり5,001円(+11円)と、プラス圏に転じ3営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
11/14 5001円 (+11円)
11/13 4990円 (-30円)
11/10 5020円 (-8円)
11/09 5028円 (+25円)
11/08 5003円 (-12円)
11/07 5015円 (+24円)
11/06 4991円 (-25円)
11/02 5016円 (+43円)
11/01 4973円 (-2円)
10/31 4975円 (-12円)
直近10日間の金相場平均価格:5,001円/g
【パラジウム相場】週明け13日のNYパラジウム相場は、米税制改革をめぐる先行き不透明感の広がりからリスク回避が進む中、パラジウムも持ち高調整売りが継続し軟調地合いに。中心限月の12月限は1トロイオンス989.70ドル(-3.40ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安要因や、前週末の下げに対する反動買いから序盤は押し目を買われ小高く推移した。ただ、米税制改革に対する不透明感などを背景に、一時株安が進むとパラジウムも売り優勢に反転。中東情勢の緊迫化も意識され、投資家がリスク回避の動きを強める中でパラジウムにも売りが出た。ただ、この日は金やプラチナなど他貴金属が堅調となった事で、パラジウムにも買い支えが入り、下値は限定的となった。
国内のパラジウムは、売り優勢となったNY相場を映して軟調地合いが継続。買取では1gあたり3,845円(-27円)と、マイナス圏で推移し、3営業日続落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/14 3845円 (-27円)
11/13 3872円 (-48円)
11/10 3920円 (-33円)
11/09 3953円 (+81円)
11/08 3872円 (-11円)
11/07 3883円 (-16円)
11/06 3899円 (-5円)
11/02 3904円 (+97円)
11/01 3807円 (+76円)
10/31 3731円 (-33円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,869円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:25現在の金相場は1トロイオンス1280.05ドル、パラジウムは995.25ドル、為替は1$113円64銭前後の値動きで推移しております。