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2017年11月15日国内金相場は値動きなしの横ばいとなった一方、パラジウムは小幅に下振れ4営業日続落↓

【金相場】14日のNY金相場は、ドル安や軟調な株式市場が意識され買い地合いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス1282.90ドル(+4.00ドル)と、プラス圏で推移し続伸して取引きを終了。この日の金相場は、上値の重さから時間外取引きでは売りが出て軟調となった。ただ、通常取引き開始後はショートカバーや安値拾いの買いなどが入りプラス圏に浮上。外国為替市場では未明からドル売り・ユーロ買いが進行し、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたほか、米税制改革の年内実現に懐疑的な見方が広がる中、投資家のリスク回避姿勢が強まって米株価が下落したことも、安全資産とされる金には支援材料となり地合いを引き締めた。

国内の金相場は、買いが優ったNY相場高を映すも、為替が円高に傾斜した事で上げを相殺され横ばい。買取ベースでは1gあたり5,001円(±0円)と、前日比変わらずの展開となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

11/15   5001円 (±0円)

11/14   5001円 (+11円)

11/13   4990円 (-30円)

11/10   5020円 (-8円)

11/09   5028円 (+25円)

11/08   5003円 (-12円)

11/07   5015円 (+24円)

11/06   4991円 (-25円)

11/02   5016円 (+43円)

11/01   4973円 (-2円)

直近10日間の金相場平均価格:5,004円/g


【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、銅や原油相場が軟調となったほか、米税制改革を巡って株価が値を下げた事につられてマイナス圏で推移。中心限月の12月限は1トロイオンス985.55ドル(-4.15ドル)と、4営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、時間外取引きでは安値拾いやショートカバーが入り買いが先行した。その後、通常取引き開始後は銅や原油相場が下振れた事につられ売り優勢に反転。米税制改革をめぐる不透明感から、投資家のリスク回避姿勢が強まって米株価が軟調となった事も材料視され、相場はまもなくマイナス圏に沈下した。

国内のパラジウムは、軟調となったNY相場を映して小幅安に。買取ベースでは1gあたり3,839円(-6円)と、小安く推移し、4営業日続落となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

11/15   3839円 (-6円)

11/14   3845円 (-27円)

11/13   3872円 (-48円)

11/10   3920円 (-33円)

11/09   3953円 (+81円)

11/08   3872円 (-11円)

11/07   3883円 (-16円)

11/06   3899円 (-5円)

11/02   3904円 (+97円)

11/01   3807円 (+76円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,879円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1284.50ドル、パラジウムは989.75ドル、為替は1$113円17銭前後の値動きで推移しております。