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2014年10月10日為替との兼ね合いから国内金は小反落↓パラジウムは4営業日ぶりに値を下げました。

《金相場》9日のニューヨーク金相場は反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1225.30ドル(+19.30ドル)と、大きく値を上げ中心終値では先月18日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。前日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容を受け、早期利上げ観測が後退した事から金は序盤から買いが優勢となり上昇。また、米欧の株式相場が大きく下落し、投資家心理が悪化した事でリスクオフが台頭。安全資産とされる金に買いが入った事も支援材料となり、大幅高でこの日の取引きを終えた。

国内の金相場は前日の海外相場では上昇したものの、為替との兼ね合いから小幅安。買取ベースでは1gあたり4,540円(-1円)と、ほぼ横ばいながら反落しました。




《パラジウム相場》9日のニューヨークパラジウム相場は続伸。中心限月の12月物は1トロイオンス800.50ドル(+4.05ドル)と、4営業日続伸し節目の800ドルにのせて取引きを終了。この日は前日発表された米のFOMC議事要旨を受け、早期利上げ観測が後退した事から貴金属市場は総じて堅調に推移。パラジウムも前日の流れを継ぎ、序盤から買いが優勢となり一時810ドル超まで上昇。その後、米の経済指標(新規失業保険申請件数)が、良好な内容となった事で外為市場でドルが反発。ドル高に押される形で上値は抑えられたものの、中心終値では先月25日相場以来の高値となり、同日ぶりに800ドルを回復してこの日の取引き終えた。

国内のパラジウムは為替との兼ね合いから反落。買取では1gあたり2,921円(-44円)と、4営業日ぶりに値を落とし反落しました。



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金は1トロイオンス1222.10ドル、パラジウムは792.35ドル、為替は1$107円86銭前後の値動きで推移しております。