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【金相場】週末1日のNY金相場は、米政治リスクを背景にドル安・株安の流れが金買いを促し3営業日ぶりに反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1282.30ドル(+5.60ドル)と、買い優勢で取引きを終了。フリン氏がロシア疑惑をめぐり、連邦捜査局(FBI)に虚偽の証言をしたことを理由に訴追され、同氏は法廷で訴追内容を認めた。これを受けて、トランプ政権のロシア疑惑が深まったことから、投資家のリスク回避姿勢が強まり米国株価が急落。相対的に安全資産とされる金に買いが集まった。また、この報を受けて外国為替市場でドル売り・ユーロ買いが進行し、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたことも押し上げ材料となった。米上院で1日に最終調整に入った税制改革法案をめぐっては、与党共和党トップのマコネル院内総務は「票数を確保した」と明言、可決に自信を示した。約30年ぶりの抜本改革に向け期待が高まっているが、審議の行方を見極めたいとの思惑も広がったため、終盤にかけては小幅な値動きとなった。
国内の金相場は、リスク回避目的から週末のNY市場が堅調に推移した事を映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,961円(+9円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
12/04 4961円 (+9円)
12/01 4952円 (-4円)
11/30 4956円 (-23円)
11/29 4979円 (+15円)
11/28 4964円 (+8円)
11/27 4956円 (+2円)
11/24 4954円 (-8円)
11/22 4962円 (-3円)
11/21 4965円 (-29円)
11/20 4994円 (+17円)
直近10日間の金相場平均価格:4,964円/g
【パラジウム相場】週末1日のNYパラジウム相場は、ドル安の流れや、金の堅調さが好感され上昇。中心限月の3月限は1トロイオンス1016.25ドル(+12.70ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤は売り買いが交錯し小動きな展開となった。その後、フリン前大統領補佐官がロシア疑惑で有罪を認め、トランプ大統領の関与を証言すると伝わった事を受けて、外国為替市場ではドル売りが進行。ドル建てのパラジウムは割安感から買いが入ったほか、安値を拾う動きもあって相場は急上昇した。一方、米政治リスクが再燃した事で株価が軟調に推移すると、上値を抑えられる場面もあったが、逃避需要から金が堅調となった事や、週末を控えた持ち高調整の買いにも支えられ、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、急反発した週末のNY相場高を映して堅調に推移。買取では1gあたり3,942円(+54円)と、3営業日ぶりに値を上げ、先月9日に記録した直近高値(2001年2月9日相場以来およそ16年9ヵ月ぶりの高値)水準まで再浮上しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/04 3942円 (+54円)
12/01 3888円 (-5円)
11/30 3893円 (-17円)
11/29 3910円 (+103円)
11/28 3807円 (+16円)
11/27 3791円 (-38円)
11/24 3829円 (-5円)
11/22 3872円 (+38円)
11/21 3796円 (±0円)
11/20 3796円 (-16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,849円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:55現在の金相場は1トロイオンス1276.85ドル、パラジウムは1017.85ドル、為替は1$112円74銭前後の値動きで推移しております。