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【金相場】週明け4日のNY金相場は、米上院が2日に税制改革案を可決し、トランプ米大統領の景気刺激策を巡る楽観が高まる中、ドル相場の上昇が圧迫材料となり反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1277.70ドル(-4.60ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。上院は2日、法人税減税を柱とする税制改革法案を賛成51、反対49で可決した。これを受けて、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが優勢となり、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたほか、年内の税制改革実現に向けて前進しており、株式などリスク資産への投資意欲が一段と高まったことから、金には売り圧力が掛かり相場は軟調な展開となった。
国内の金相場は、ドル高に押された週明けのNY市場を映して小反落。買取ベースでは1gあたり4,956円(-5円)と、小幅に値を下げ、マイナス推移となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
12/05 4956円 (-5円)
12/04 4961円 (+9円)
12/01 4952円 (-4円)
11/30 4956円 (-23円)
11/29 4979円 (+15円)
11/28 4964円 (+8円)
11/27 4956円 (+2円)
11/24 4954円 (-8円)
11/22 4962円 (-3円)
11/21 4965円 (-29円)
直近10日間の金相場平均価格:4,961円/g
【パラジウム相場】週明け4日のNYパラジウム相場は、ドル高による割高感や、このところの高値相場に対する利確売りに押され反落。中心限月の3月限は1トロイオンス991.75ドル(-24.50ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、米上院で税制改革法案が可決し、外為市場ではドル高に振れたことを受けて相場は序盤より小安く推移した。その後、NYダウが強い動きを見せるなど株高が進んだ事で一時プラス圏に浮上するも、原油安や、軟調となったプラチナ相場、前週には一代高値水準で推移した反動から利益確定売りが出やすかった事で、下げ幅を拡大した。
国内のパラジウムは、利確売りに押された週明けのNY相場を映して反落。買取では1gあたり3,856円(-86円)と、マイナスに転じ、前日に付けた約1ヶ月ぶりの高値から後退しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/05 3856円 (-86円)
12/04 3942円 (+54円)
12/01 3888円 (-5円)
11/30 3893円 (-17円)
11/29 3910円 (+103円)
11/28 3807円 (+16円)
11/27 3791円 (-38円)
11/24 3829円 (-5円)
11/22 3872円 (+38円)
11/21 3796円 (±0円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,855円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1278.75ドル、パラジウムは995.80ドル、為替は1$112円54銭前後の値動きで推移しております。