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【金相場】14日のNY金相場は、連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、利上げが加速しないとの見方が広がり買い優勢の展開に。中心限月の2月限は1トロイオンス1257.10ドル(+8.50ドル)と、プラス圏で推移し続伸して取引きを終了。FRBは前日午後、連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に声明を発表し、政策金利を0.25%引き上げ、年1.25-1.5%にすることを決定した。焦点だったFOMC参加者による翌2018年の利上げ想定回数は3回のまま据え置かれ、利上げペースが加速しないことが確認されたことから、発表直後の時間外より金の買いが進み堅調な動きとなった。その後、日中取引きでは堅調な動きを引き継ぐも、朝方に公表された米経済指標が良好な内容となった事を受けて、外国為替市場ではドルの買い戻しが進行。ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたことから、金は上値を抑えられ買い一服の展開となった。
国内の金相場は、堅調となったNY相場高を映すも、円高要因から上げを消化され反落。買取ベースでは1gあたり4,858円(-19円)と、3営業日ぶりに値を下げマイナスに転じました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
12/15 4858円 (-19円)
12/14 4877円 (+8円)
12/13 4869円 (+3円)
12/12 4866円 (-24円)
12/11 4890円 (+20円)
12/08 4870円 (-18円)
12/07 4898円 (-14円)
12/06 4912円 (-44円)
12/05 4956円 (-5円)
12/04 4961円 (+9円)
直近10日間の金相場平均価格:4,896円/g
【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安の流れや、予想以上となった米小売売上高を受けて急伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1028.70ドル(+24.65ドル)と、4営業日続伸し一代高値を更新。中心終値では11月28日に付けた年初来高値(1020.65ドル)を上抜き、2001年2月相場以来およそ16年10ヵ月ぶりの高値を記録して取引きを終了。13日午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを決定し、2018年と19年に各3回の利上げ見通しを示す内容を発表した。これを受け、市場では想定よりも利上げが加速しないとの見方が広がった事から、外国為替市場ではドル売りが進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割安感から買いが進み上げ幅を拡大した。その後、買いが一巡すると欧米の株安が意識され一旦上値を抑えられる場面もあったが、発表された11月の米国小売売上高が予想以上に堅調となった事で、買いに勢いが付き一段高の相場推移となった。
国内のパラジウムは、一代高値を記録したNY相場を受けて上昇。買取では1gあたり3,969円(+38円)と、3営業日ぶりに反発。11月9日に付けた年初来高値を上抜き、2001年2月9日相場(4,085円)以来およそ16年10ヵ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/15 3969円 (+38円)
12/14 3931円 (-6円)
12/13 3937円 (±0円)
12/12 3937円 (+17円)
12/11 3920円 (-11円)
12/08 3931円 (+92円)
12/07 3839円 (+37円)
12/06 3802円 (-54円)
12/05 3856円 (-86円)
12/04 3942円 (+54円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,906円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:00現在の金相場は1トロイオンス1256.85ドル、パラジウムは1027.55ドル、為替は1$112円31銭前後の値動きで推移しております。