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【金相場】連休明け26日のNY金相場は、スペインの内政不安や、年末年始に控えたポジション調整目的の買いなどが入り上伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1287.50ドル(+8.70ドル)と、4営業日続伸し、中心終値では11月末以来およそ1ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、クリスマス連休に伴って長期の休暇を取っている市場参加者が多い中、スペイン・カタルーニャ州議会選挙で独立派3党が過半数の議席を得たことを受けて政治懸念が広がった事や、北朝鮮が憲法記念日を翌27日に控えて、ミサイル発射など挑発的な行動に出るのではないかとの警戒感が広がったことも安全資産としての金買いに繋がり堅調な地合いとなった。また、外国為替市場ではドルが伸び悩んだ事による割安感や、年末年始を控えたポジション調整目的の買いなども金への支援材料となり、約1ヵ月ぶりの高値圏まで上げ幅を拡大した。
国内の金相場は、買いが優ったNY相場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり4,994円(+30円)と、8営業日続伸し上げ幅を拡大。ここ最近の高値を抜いて、11月20日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
12/27 4994円 (+30円)
12/26 4964円 (+3円)
12/25 4961円 (+21円)
12/22 4940円 (+2円)
12/21 4938円 (+27円)
12/20 4911円 (+19円)
12/19 4892円 (+14円)
12/18 4878円 (+20円)
12/15 4858円 (-19円)
12/14 4877円 (+8円)
直近10日間の金相場平均価格:4,921円/g
【パラジウム相場】連休明け26日のNYパラジウム相場は、ドル安による割安感や、需給バランスの観点、原油高を背景に買いが旺盛となり上伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1042.45ドル(+12.90ドル)と、前週21日に付けた直近高値(1029.65ドル)を上抜いて、2001年2月以来およそ16年10ヵ月ぶりの一代高値で取引きを終了。リビアのパイプライン爆発を受けて、原油相場が15年6月下旬以来ほぼ2年半ぶりの高値に達したほか、銅が供給先細りの観点から堅調となった事を受けて、この日のパラジウムは序盤より買いが先行し上昇した。また、外国為替市場ではドルが軟調に推移した事や、供給不安を意識した需給バランスの観点からも買いが広がり、相場は一時1046.50ドルまで上げ幅を拡大した。その後、年末年始を控えポジション調整目的の売りも一部で出たが、金など他貴金属の堅調さが好感され、この日は一段高の水準で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、一代高値を再更新するなど堅調となったNY相場高を映して大幅反発。買取では1gあたり4,055円(+54円)と、25日に付けた年初来高値(4,028円)を上抜いて、2001年2月9日相場(4,085円)ぶりの高値圏まで価格水準を切り上げる展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/27 4055円 (+54円)
12/26 4001円 (-27円)
12/25 4028円 (+21円)
12/22 4007円 (+33円)
12/21 3974円 (+27円)
12/20 3947円 (+16円)
12/19 3931円 (-27円)
12/18 3958円 (-11円)
12/15 3969円 (+38円)
12/14 3931円 (-6円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,980円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。14:10現在の金相場は1トロイオンス1284.15ドル、パラジウムは1049.80ドル、為替は1$113円20銭前後の値動きで推移しております。