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本日の地金は買取ベースで金4,832円(-14円)、パラジウム3,083円(+27円)、銀64.80円(-0.65円)、プラチナ3,636円(-12円)と、パラジウムは上げ幅を拡大し年初来高値を上抜いた一方、金・銀・プラチナは値を下げマイナス圏で推移。金はNY市場では小幅ながら買い戻されたものの、国内では為替動向から値を下げ4営業日ぶりに反落。また、銀とプラチナもマイナス圏での値動きとなり、銀は3営業日、プラチナは4営業日続落するなど軟調地合いが継続した一方で、パラジウムはNY市場が一代高値圏まで再浮上した事を映して、国内でも上げ幅を拡大し3日続伸。年初来高値を更新し、2015年6月17日相場以来およそ1年10ヵ月ぶりの高値を記録しました。
【27日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1265.90ドル(+1.70ドル)
銀:1733.40セント(-2.90セント)
パラジウム:813.00ドル(+7.85ドル)
プラチナ:948.80ドル(+0.30ドル)
17:00現在の金相場は1トロイオンス1266.35ドル、パラジウムは805.80ドル、為替は1$111円25銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】26日のNY金相場は、方向感に乏しく全体的に小動きな展開となる中、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退し売り優勢で推移。中心限月の6月限は1トロイオンス1264.20ドル(-3.00ドル)と、小幅ながら値を落とし3営業日続落して取引きを終了。23日のフランス大統領選の第1回投票結果を受けて欧州情勢の先行き不安などが後退したことから、投資家心理が改善。先週末まで安全資産として買われやすかった金は、この日も売り押される展開となった。ただ、北朝鮮をめぐる地政学的リスクが依然くすぶっているほか、トランプ政権が法人税の大幅引き下げを柱とした税制改革案を発表したが、想定の範囲内の内容だったことから米国株が失速する中、金は下げ幅を縮小する格好となり下値も限定的だった。
国内の金相場は、引け後に買い戻されたNY相場や、為替動向からプラス圏で推移し3日上伸。買取ベースでは1gあたり4,846円(+16円)と、月初来高値を抜いて、先月2日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
04/27 4846円 (+16円)
04/26 4830円 (+2円)
04/25 4828円 (+11円)
04/24 4817円 (-10円)
04/21 4827円 (+27円)
04/20 4800円 (-18円)
04/19 4818円 (+2円)
04/18 4816円 (-10円)
04/17 4826円 (-4円)
04/14 4830円 (+8円)
直近10日間の金相場平均価格:4,824円/g
【パラジウム相場】26日のNYパラジウム相場は、前日同様に投資家のリスク選好意欲の高まりを背景に買いが続き3営業日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス805.15ドル(+8.50ドル)と、節目の800ドル台に回復し、中心終値では5日相場以来およそ3週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤より小高く推移した。また、投資家の過度なリスク回避姿勢が緩和したほか、ドル高一服による割安感、原油相場の上昇を眺めてパラジウムにも買いが入り、800ドルにのせる展開となった。その後、米国株が上値を重くした事や、金・プラチナの下げを受けて、買い一巡後は利益確定の売りから下押される場面もあったが、米トランプ政権による減税政策への期待感から買い支えられ、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、堅調となったNY相場を映して上げ幅を拡大。買取では1gあたり3,056円(+37円)と、ここ最近の高値を上抜いて、2月16日相場以来およそ2ヵ月半ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/27 3,056円 (+37円)
04/26 3,019円 (+44円)
04/25 2975円 (±0円)
04/24 2975円 (±0円)
04/21 2975円 (+102円)
04/20 2873円 (+27円)
04/19 2846円 (-65円)
04/18 2911円 (-32円)
04/17 2943円 (-32円)
04/14 2975円 (+5円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,955円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:40現在の金相場は1トロイオンス1268.90ドル、パラジウムは809.40ドル、為替は1$111円23銭前後の値動きで推移しております。
GC キャストウェル M.C.の買取り価格34,650円(+250円)、その他の12%金パラの買取り価格は34,450円(+250円)、開封品の金パラジウム買取り価格が1,079円(+8円)と、本日地金の金・パラジウムがそれぞれ直近高値を上抜いた事から、12%金パラも堅調に推移し上げ幅を拡大。ここ最近の高値を抜いて、年初来高値を記録した2月16日相場(キャストウェル:34,750円)以来およそ2ヵ月半ぶりの高値となりました。2月16日相場を上抜くと、2015年6月19日相場以来およそ1年8ヵ月ぶりの高値を試す展開となり、2015年6月上旬(6月10日-18日相場)の近辺の価格水準も視野に。
現在、日相場の価格変動が非常に激しくなっており、場合によっては乱高下する事も御座いますので、ご売却検討の方はリスクを極力回避して安全にご売却下さい。
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