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週末5日のNYパラジウム相場は、ドル高に相場を圧迫された事から軟調に推移し続落。中心限月の9月限は1トロイオンス750.95ドル(-4.35ドル)と、弱地合いとなった前日相場を引き継ぎ6営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、軟調に推移した前日までの弱地合いを引き継ぎ序盤より売りが先行し小安く推移。その後、朝方発表された米の雇用統計が市場の予想を大きく上回り良好な内容となった事から、外為市場ではドルが各主要通貨に対して急伸。ドル建てのパラジウムは、他貴金属同様に売りが活発化し一時750ドルを割り込む場面もあった。途中、ユーロがやや持ち直し、ドルの上昇が一服した事を受け買い戻される場面もあったが、株式相場の下落や、原油安を嫌気した売りに押され、中心終値ではおよそ2ヶ月ぶり(4月2日相場以来)の安値に調整された。
週間5営業日のパラジウムは、ドル高を背景とした割高感による売り圧力が高まったほか、需要大国である米国や、中国の製造業の鈍化を意識した売りに押され全日マイナス圏で推移するなど調整地合いとなった。週末終値(5日相場:750.95ドル)では、前週末終値(29日相場:777.10ドル)に対して1トロイオンス-26.15ドル(-3.3%)と、4週連続マイナスで越週。また、5営業日の平均相場は1トロイオンス761.11ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NYパラジウム相場 先週の値動き(6月1日~6月5日)》
06/01 772.75ドル (-4.35ドル)
06/02 768.55ドル (-4.20ドル)
06/03 758.00ドル (-10.55ドル)
06/04 755.30ドル (-2.70ドル)
06/05 750.95ドル (-4.35ドル)
※前週末比:1トロイオンス-26.15ドル(-3.3%)
5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス761.11ドル
国内のパラジウム相場は、週末の海外相場では小安く推移したものの、円安進行を背景にプラスに転じ反発。買取では1gあたり3,235円(+22円)と、前日まで5日連続安となった弱地合いから持ち直し、7営業日ぶりにプラス圏で推移しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/08 3235円 (+22円)
06/05 3213円 (-5円) ※最安値
06/04 3218円 (-44円)
06/03 3262円 (-32円)
06/02 3294円 (-5円)
06/01 3299円 (-27円)
05/29 3326円 (±0円) ※最高値
05/28 3326円 (+32円)
05/27 3294円 (+22円)
05/26 3272円 (+16円)
直近10営業日のパラジウム相場平均価格:3274円/g
11:15現在のパラジウム相場は1トロイオンス753.10ドル前後の値動きで推移しております。
GC キャストウェル M.C.の買取り価格35,650円(+150円)、その他の歯科用12%金パラの買取り価格は35,250円(+150円)、開封品の金パラジウム買取り価格が1,110円(+5円)と、円安進行を背景に地金が揃って値を上げた事から、12%金パラは反発。3日連続安と軟調に推移していた最近の安値圏から持ち直し、7営業日ぶりにプラス圏での推移となりました。
本日の地金は買取ベースで金5,061円(+17円)、パラジウム3,235円(+22円)、銀69.23円(+0.32円)、プラチナ4,759円(+36円)と、国内貴金属は先週末の海外相場では値を下げたものの、為替が円安・ドル高に振れた事を映して総じて反発。金・銀はそれぞれ4営業日ぶりにプラス圏で推移し堅調となったほか、パラジウムは6営業日ぶりに反発。最近の弱地合いから持ち直し、プラチナは3営業日ぶりにプラスに転じました。
【5日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1168.10ドル(-7.10ドル)
銀:1598.40セント(-11.90セント)
パラジウム:750.95ドル(-4.35ドル)
プラチナ:1092.00ドル(-7.20ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1176.20ドル、パラジウムは755.70ドル、為替は1$124円76銭前後の値動きで推移しております。
今夜は米の雇用統計発表が控えており、内容によっては貴金属・為替相場が大きく値動く場合が御座います。週明けの相場動向にご注視下さい。
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