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本日の地金は買取ベースで金4,615円(+28円)、パラジウム2,986円(+81円)、銀63.40円(+0.54円)、プラチナ3,598円(+28円)と、国内貴金属は円がドルに対して、およそ9ヵ月ぶりの安値水準まで軟化した事を背景に軒並み上昇。金はNY相場では引き続き軟調地合いとなるも、円の急落が材料となり国内ではプラス圏に転じ4営業日ぶりに反発。また、銀やプラチナも同様に値を上げ、銀は上伸、プラチナは反発しました。加えて、パラジウムは海外相場が上値追いの展開となり、およそ1年6ヵ月ぶり(2015年6月1日相場来)の高値となった事から、国内でも急騰し12営業日続伸。この日も上げ幅を拡大したパラジウムは、連日で年初来高値を上抜き、3,000円圏内まで浮上。2015年6月19日相場以来およそ1年6ヵ月ぶりの高値となりました。
【30日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1173.90ドル(-16.90ドル)
銀:1648.20セント(-24.80セント)
パラジウム:772.65ドル(+7.40ドル)
プラチナ:909.90ドル(-11.40ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1190.15ドル、パラジウムは773.60ドル、為替は1$112円87銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】29日のNY金相場は、発表された米国経済指標の改善に伴うドル高や、リスク選好の流れに押され反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1190.80ドル(-3.00ドル)と、小幅ながら値を下げマイナスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、発表された7~9月期の米実質国内総生産(GDP)改定値が年率換算で前期比3.2%増と、前月発表された速報値(2.9%増)から上方修正されたほか、11月の米消費者信頼感指数は2007年7月以来の高水準に上昇するなど、経済指標が良好な内容となった事から、外為市場ではドル買いが進行。加えて、米景気の回復基調を受けて12月の米利上げが意識された事も、金への圧迫要因となり売りが先行した。その後、ドル買いが一服すると金商品は再び買い戻され下げ幅を縮小するも、米国株の上昇やリスク選好地合いが重しとなり、結局マイナスサイドで取引きを終えた。
国内の金相場は、やや売りが優勢となったNY相場を映して軟調地合いが継続。買取ベースでは1gあたり4,587円(-10円)と、マイナス圏で推移し、3日続落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
11/30 4587円 (-10円)
11/29 4597円 (-13円)
11/28 4610円 (-17円)
11/25 4627円 (+25円)
11/24 4602円 (-26円)
11/22 4628円 (+17円)
11/21 4611円 (+14円)
11/18 4597円 (±0円)
11/17 4597円 (-4円)
11/16 4601円 (+41円)
直近10日間の金相場平均価格:4,606円/g
【パラジウム相場】29日のNYパラジウム相場は、米国経済の景気拡大観測や、リスク選好地合いが追い風となり強気地合いが継続。中心限月の3月限は1トロイオンス765.25ドル(+7.25ドル)と続伸し、連日で年初来高値を更新。中心終値では2015年6月2日相場以来およそ1年6ヵ月ぶりの高値を付けて取引きを終了。この日のパラジウムは、堅調地合いが続き大幅高となった前日相場への反動から、序盤は利益確定売りに押され小安く推移した。その後、発表された米国経済指標が良好な内容となった事から、同国経済の景気拡大観測が意識され相場は買い戻しに反転。一方で、外為市場ではドル買いが進行するも、リスクを選好する動きが活発化する中、パラジウムも買いを集め、一時この日の高値767.75ドルまで上昇した。その後、原油相場の下落を眺めて、やや上値を重くするも、米国株の上昇やドル買いの一服に買い支えられ、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、引き続き強気となったNY相場を映して上伸。買取では1gあたり2,905円(+27円)と、直近では最長の11営業日続伸し、2,900円台へ。連日で年初来高値を上抜き、2015年7月3日相場以来およそ1年5ヵ月ぶりの高値を付け一段高となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/30 2905円 (+27円)
11/29 2878円 (+32円)
11/28 2846円 (+16円)
11/25 2830円 (+38円)
11/24 2792円 (+65円)
11/22 2727円 (+11円)
11/21 2716円 (+21円)
11/18 2695円 (+60円)
11/17 2635円 (+21円)
11/16 2614円 (+60円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,764円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:25現在の金相場は1トロイオンス1195.90ドル、パラジウムは766.80ドル、為替は1$112円33銭前後の値動きで推移しております。
GC キャストウェル M.C.の買取り価格33,450円(+100円)、その他の12%金パラの買取り価格は33,150円(+100円)、開封品の金パラジウム買取り価格が1040円(+4円)と、本日地金の金は小幅に値を下げたものの、パラジウムが直近では最長の11営業日続伸するなど上値追いが継続し、およそ1年5ヵ月ぶりの高値となった事から、12%金パラも値を伸ばし上昇。連日で年初来高値を更新し、前日同様2015年7月7日相場以来およそ1年5ヵ月ぶりの高値継続となりました。円安要因や、このところのパラジウムの水準切り上げを受けて、上げ幅を急速に拡大している金パラは、現在2015年7月上旬以来の高値水準で推移しております。
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