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【24日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1173.50ドル(-4.50ドル)
銀:1571.00セント(-5.70セント)
パラジウム:807.80ドル(-6.25ドル)
プラチナ:1191.10ドル(-0.60ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1181.25ドル、パラジウムは813.05ドル、為替は1$120円45銭前後の値動きで推移しております。
23日のNYパラジウム相場は反落。中心限月の3月限は1トロイオンス814.05ドル(-1.20ドル)と、小幅ながら4営業日ぶりに値を下げ取引きを終了。この日の貴金属市場は売り買いまちまちの展開で推移。クリスマスを控え全体的に薄商いの中、パラジウムは最近の高値反動から利益確定売りが先行した事で相場を圧迫。途中、米のGDPが上方修正され景気拡大が再認識された事や、原油相場の上昇、プラスに転じたプラチナの値動きを眺め切り返す場面もあったが、外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇。結局ドル高に押される形で上げ幅を消化され、この日は4営業日ぶりにマイナス圏に沈んだ。
祝日明けの国内パラジウムは22日の海外相場が上伸した事や、為替が円安に振れた事から続伸。買取では1gあたり3,343円と、前営業日比では65円高(+2%)値を伸ばし上げ幅を拡大。今月8日に付けた直近高値(2001年2月23日相場以来)を上抜き、およそ13年10か月ぶりの高値を記録しました。
3月以降、ウクライナ情勢の悪化を受け需供逼迫の警戒感から高騰を始めたパラジウムは国内相場では9月2日に直近高値を上抜き、2001年3月19日相場以来およそ13年5カ月ぶりの高値を更新。その後、ウクライナ・親ロシア派間で休戦協定が締結された事により過度な供給懸念が緩和されたほか、中国・欧州圏の経済成長が鈍化した事から、世界経済の先行き不安が台頭した事により10月に入りパラジウムは2月以降では初めてマイナス圏に軟化するなど上昇基調が一服。17日には4月ぶりの価格水準まで値を下げるなど調整されましたが、10月末より円安要因から再び相場は急伸。12月に入っては連日で直近高値を上抜き、8日にはgあたり3,326円と年初来高値を更新。本日は4営業日続伸した結果、再び8日につけた高値を上抜いて、2001年2月23日相場以来およそ13年10カ月ぶりの高値を記録しました。本日と昨年同日比では+938円/g(+28%)値を伸ばしており、円安も重なり国内相場では一段高の水準で現在推移しております。
【2014年 1月~12月現在までのパラジウム相場 月別価格動向】※買取ベース
(1月)
最高値:2,588円(1/20相場)
最安値:2,405円(1/31相場)
平均価格:2,533円 ※前月比:gあたり+118円(+4.6%)
(2月)
最高値:2,520円(2/26相場)
最安値:2,352円(2/3相場)
平均価格:2,457円 ※前月比:gあたり-76円(-3%)
(3月)
最高値:2,699円(3/24相場)
最安値:2,510円(3/3相場)
平均価格:2,627円 ※前月比:gあたり+170円(+6.4%)
(4月)
最高値:2,824円(4/28相場)
最安値:2,695円(4/8相場)
平均価格:2,767円 ※前月比:gあたり+140円(+5%)
(5月)
最高値:2,916円(5/29相場)
最安値:2,781円(5/8相場)
平均価格:2,852円 ※前月比:gあたり+85円(+3%)
(6月)
最高値:3,002円(6/12相場)
最安値:2,835円(6/17相場)
平均価格:2,911円 ※前月比:gあたり+59円(+2%)
(7月)
最高値:3,100円(7/31相場)
最安値:2,927円(7/1相場)
平均価格:3,029円 ※前月比:gあたり+118円(+3.9%)
(8月)
最高値:3,186円(8/29相場)
最安値:2,970円(8/6相場)
平均価格:3,086円 ※前月比:gあたり+57円(+1.8%)
(9月)
最高値:3,245円(9/2相場)
最安値:2,932円(9/29相場)
平均価格:3,105円 ※前月比:gあたり+19円(+0.6%)
(10月)
最高値:2,965円(10/9相場)
最安値:2,727円(10/17相場)
平均価格:2,865円 ※前月比:gあたり-240円(-7.7%)
(11月)
最高値:3,229円(11/28相場)
最安値:2,965円(11/7相場)
平均価格:3,078円 ※前月比:gあたり+213円(+7%)
(12月現在まで)
最高値:3,326円(12/8相場)
最安値:3,132円(12/17相場)
平均価格:3,251円 ※前月比:gあたり+173円(+5.3%)
23日のNY金相場は続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1178.0ドル(-1.80ドル)と、小幅ながら2営業日続落して取引きを終了。この日はクリスマス休暇を控え全体的に薄商いの中、序盤は値を下げた前日の相場を継ぎ弱基調で推移。途中、安値拾いの買いや、プラスに転じた原油相場を好感され、買いが優勢の展開となる場面もあったが、米のGDPが上方修正された事から外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇。ドル建ての金は割高感から相場を圧迫された事や、米株式相場が堅調に推移した事も売り材料視され、小動きながら値を下げてこの日の取引きを終えた。
祝日明けの国内金相場は22日・23日の海外相場が下振れた事を映して反落。買取ベースでは1gあたり4,890円(-23円)と、4営業日ぶりに値を下げマイナスに転じました。
外為市場では円安・ドル高が進行した事から10月末より価格水準を切り上げている国内の金相場は、平均価格でみると11月は前月比+148円/g(+3.1%)、12月現在まででは10月比+373円/g(+7.6%)と上伸。今月10日には1gあたり5,039円と年初来高値を更新し、昨年4月12日相場以来およそ1年8か月ぶりの水準まで高騰し一段高へ。本日と昨年同日比では+703円/g(+14.3%)値を伸ばしており、為替要因から一段高の水準で現在推移しております。
【2014年1月~12月現在までの金相場】※買取ベース
(1月)
最高値:4,381円(1/20相場)
最安値:4,282円(1/31相場)
平均価格:4,331円 ※前月比:gあたり+87円(+2.0%)
(2月)
最高値:4,570円(2/26相場)
最安値:4,266円(2/3相場)
平均価格:4,438円 ※前月比:gあたり+107円(+2.4%)
(3月)
最高値:4,708円(3/17相場)
最安値:4,434円(3/28相場)
平均価格:4,585円 ※前月比:gあたり+147円(+3.3%)
(4月)
最高値:4,641円(4/15相場)
最安値:4,529円(4/24相場)
平均価格:4,583円 ※前月比:gあたり-2円(±0%)
(5月)
最高値:4,579円(5/7相場)
最安値:4,416円(5/30相場)
平均価格:4,518円 ※前月比:gあたり-65円(-1.4%)
(6月)
最高値:4,616円(6/25相場)
最安値:4,389円(6/2相場)
平均価格:4,492円 ※前月比:gあたり-26円(-0.5%)
(7月)
最高値:4,659円(7/14相場)
最安値:4,526円(7/25相場)
平均価格:4,593円 ※前月比:gあたり+101円(+2.2%)
(8月)
最高値:4,607円(8/21相場)
最安値:4,536円(8/1相場)
平均価格:4,584円 ※前月比:gあたり-9円(-0.2%)
(9月)
最高値:4,621円(9/2相場)
最安値:4,549円(9/16相場)
平均価格:4,579円 ※前月比:gあたり-5円(-0.1%)
(10月)
最高値:4,592円(10/22相場)
最安値:4,478円(10/6相場)
平均価格:4,546円 ※前月比:gあたり-33円(-0.7%)
(11月)
最高値:4,862円(11/25相場)
最安値:4,512円(11/6相場)
平均価格:4,694円 ※前月比:gあたり+148円(+3.1%)
(12月現在まで)
最高値:5,039円(12/10相場)
最安値:4,706円(12/1相場)
平均価格:4,917円 ※前月比:gあたり+223円(+4.5%)
本日の地金は買取ベースで金4,890円(+23円)、パラジウム3,343円(+65円)、銀65.13円(-0.65円)、プラチナ4,922円(+22円)と、祝日明けの国内貴金属はまちまち。金・銀は週明け(22日)の海外相場安を映して反落。一方、白金族のパラジウム・プラチナは堅調に推移。パラジウムは22日の海外相場高や円安要因から上げ幅を拡大。今月8日に付けた直近高値(2001年2月23日相場来)を上抜き、およそ13年10ヶ月ぶりの高値を記録。プラチナも4営業日続伸するなど、堅調に推移しました。
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