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本日の地金は買取ベースで金4,736円(+72円)、パラジウム2,592円(+54円)、銀65.24円(+2.38円)、プラチナ4,242円(+135円)と、国内貴金属は週明けの海外相場が軒並み上昇した事から総じて堅調に推移。金は1日の上げ幅では4月28日相場(84円高)と大きく値を戻し、先月17日相場以来およそ3週間ぶりの高値圏へ上昇。また、銀は引き続き堅調に推移し5営業日続伸と一段高へ。本日は白金族もそれぞれ高く、プラチナは需要回復を手掛かりに大幅続伸。本日を含め5営業日連続高となり、金同様に先月17日相場ぶりの高値へ回復。また、パラジウムはおよそ1週間ぶりの高値へ値戻しました。
【10日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1104.10ドル(+10.00ドル)
銀:1529.20セント(+47.10セント)
パラジウム:606.20ドル(+9.30ドル)
プラチナ:989.80ドル(+27.60ドル)
17:30現在の金相場は1トロイオンス1096.10ドル、パラジウムは601.45ドル、為替は1$124円68銭前後の値動きで推移しております。
週末7日のNY金相場は、発表された7月の米雇用統計が底堅い内容となった事から売りが出た一方で、ドル安や株式相場の続落を受けた資金流入から買い戻され続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1094.10ドル(+4.00ドル)と2営業日続伸し、先月末(31日相場)以来1週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。米の利上げ時期を探る指標として、市場の関心が高い米の7月雇用統計を控え様子見姿勢が広がる中、序盤の金相場は警戒感から売りが先行し小安く推移した。その後、朝方発表された雇用統計は、非農業部門就業者数の増加幅が市場予想を下回るなどやや下振れた内容だったものの、平均時給や週平均労働時間が増加し全体的に底堅い内容となった事から、9月の利上げ観測がより強まり、金相場は売りが膨らみ一時この日の安値1081.40ドルまで値を下げた。ただその後は、米の早期利上げ観測の高まりから、米欧の株価指数が下落した事による金への資金流入があったほか、原油安を受けた米国債利回り低下に伴うドル売りが活発化した事による割安感から、金は買い戻しに転じ急反発。一時1100ドル近辺まで値を伸ばす場面もあった。途中、週末を前にした持ち高調整売りや、原油相場の安値推移が重しとなり上げ幅を縮小するも、この日も買いが優勢で取引きを終えた。
7月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が21万5000人増となった。市場予想の22万3000人増には届かなかったものの、引き続き底堅い内容となった。失業率は前月から横ばいの5.3%と、7年ぶり低水準にとどまった。
今週5営業日の金相場は、米国の株式相場が軟調に推移した事から資金流入があった一方で、引き続き米の利上げ観測の高まりからドルが買われた場面では相場を圧迫され、売り買いまちまちのレンジ相場で推移。週末終値(1094.10ドル)では、前週末終値(31日相場1095.10ドル)に対して、1トロイオンス-1.00ドル(-0.1%)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を下げ越週。また、5営業日の平均相場は1093.80ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NY金相場 週間の値動き(8月3日~8月7日)
08/03 1089.40ドル (-5.70ドル)
08/04 1090.70ドル (+1.30ドル)
08/05 1085.60ドル (-5.10ドル)
08/06 1090.10ドル (+4.50ドル)
08/07 1094.10ドル (+4.00ドル)
※前週末31日相場比:1トロイオンス-1.00ドル(-0.1%)
5営業日の金平均価格:1トロイオンス1089.98ドル
国内の金相場は週末のNY市場では上伸したものの、為替が円高に振れた事を受けて軟調に推移。買取ベースでは1gあた4,664円(-13円)と小幅ながら4営業日ぶりに値を下げマイナスに転じました。
直近10営業日の金相場価格推移(買取)》
08/10 4662円 (-13円)
08/07 4677円 (+18円)
08/06 4659円 (+4円)
08/05 4655円 (+23円)
08/04 4632円 (-42円) ※最安値
08/03 4674円 (+21円)
07/31 4653円 (-38円)
07/30 4691円 (+23円) ※最高値
07/29 4668円 (+19円)
07/28 4649円 (-30円)
直近10営業日の金相場平均価格:4,662円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1094.10ドル、為替は1$124円36銭前後の値動きで推移しております。
週末7日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯する中、米欧の株式相場の続落や、原油安を嫌気した売りに押され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス596.90ドル(-2.90ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。序盤のパラジウムは、買いが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引より買いが進み600ドル超まで上伸していた。その後、朝方発表された7月の米雇用統計が底堅い内容となった事を受けて、外為市場ではドル高が進行。パラジウムは他貴金属同様に割高感から相場を圧迫され売りに反転した。しかし、次第にドルが売られた事から、金をはじめプラチナが上昇に転じ、パラジウムも買い戻され再び前日終値近辺まで反発。ただ、引き続き米欧の株式相場が軟調に推移した事や、原油安が相場の重しとなり、結局この日の貴金属市場では唯一マイナス圏に沈んで取引きを終えた。
週間5営業日のパラジウムは、サマーシーズンによる需要の減少にから売りが優ったほか、米の株式相場の続落、原油相場の水準切り下げを嫌気した売りに押され5営業日中、4日は売りが優勢となるなど軟調に推移。5日には直近安値を下抜き、2012年10月29日相場以来およそ2年9ヶ月ぶりの安値を付けるなど一段安となった。週末終値(7日相場:596.90ドル)では、前週末31日終値(610.85ドル)に対して1トロイオンス-13.95ドル(-2.2%)と、2週連続マイナスで越週。また、5営業日の平均相場は1トロイオンス598.30ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NYパラジウム相場 先週の値動き(8月3日~8月7日)》
08/03 603.20ドル (-7.65ドル)
08/04 598.60ドル (-4.60ドル)
08/05 593.00ドル (-5.60ドル)
08/06 599.80ドル (+6.80ドル)
08/06 596.90ドル (-2.90ドル)
※前週31日終値比:1トロイオンス-13.95ドル(-2.2%)
5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス598.30ドル
国内のパラジウム相場は、軟調に推移したNY相場や、為替が円高に振れた事を受けて反落。買取では1gあたり2,538円(-27円)と、前営業日の上げ幅をそのまま値戻し、本日はマイナス圏での推移となりました。
直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/10 2538円 (-27円)
08/07 2565円 (+27円)
08/06 2538円 (-5円)
08/05 2543円 (+16円)
08/04 2527円 (-76円) ※最安値
08/03 2603円 (-32円)
07/31 2635円 (-11円)
07/30 2646円 (+22円)
07/29 2624円 (+37円)
07/28 2587円 (-64円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,581円/g
11:30現在のパラジウム相場は、1トロイオンス596.85ドル前後の値動きで推移しております。
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