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【8日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1163.50ドル(+10.90ドル)
銀:1516.30セント(+19.40セント)
パラジウム:653.50ドル(+1.10ドル)
プラチナ:1035.80ドル(-5.70ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1155.10ドル、パラジウムは637.25ドル、為替は1$121円65銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】7日のNY金相場は、引き続き先行き不透明なギリシャ情勢を警戒したドル買い圧力に相場を圧迫され大幅反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1152.60ドル(-20.60ドル)と、中心終値では3月18日相場以来およそ3ヶ月半ぶりの安値で取引きを終了。ギリシャがデフォルト、ユーロ離脱に向かうとの警戒感から、朝方の外国為替市場ではユーロが売りを浴び、対ドルで一時およそ1カ月ぶりの安値に下落。これを受け、ドル建てで取引される金は割高感が生じた事から、安全資産としての金需要よりも、割高感からの売りが優勢になった。また、前日8%近く急落した原油相場が一段安となる中で、インフレヘッジとしての金需要も後退したほか、消費大国である中国の株価急落にも警戒する動きもあり、下げ幅を拡大した。売り一巡後は、ギリシャが新たな金融支援の獲得に向けてまとめる提案について、ユーロ圏諸国が改めて8日に電話で財務相会合を開くことが決まり、この協議の行方を見極めたいとの思惑が広がる中、徐々に下げ幅を縮小。しかし、大きな買いには繋がらず結局終値では3ヶ月半ぶり(3月18日相場来)の安値に沈んで取引きを終えた。
国内の金相場は軟調に推移したNY市場や、為替が円高に振れた事を映して続落。買取ベースでは1gあたり4,879円(-69円)と、2日続落し、5月8日相場と同額まで値を戻すなど、およそ2ヵ月ぶりの安値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
07/08 4879円 (-69円) ※最安値
07/07 4948円 (-8円)
07/06 4956円 (+8円)
07/03 4948円 (-14円)
07/02 4962円 (+6円)
07/01 4956円 (-17円)
06/30 4973円 (-45円)
06/29 5018円 (+21円)
06/26 4997円 (-22円)
06/25 5019円 (-9円) ※最高値
直近10日間の金相場平均価格:4966円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、ギリシャ危機を背景としたドル買い圧力に相場を圧迫され大幅続落。中心限月の9月限は1トロイオンス652.40ドル(-23.75ドル)と、最近の安値を下抜き、中心終値では、2013年6月27日相場以来およそ2年ぶりの安値で取引きを終えた。この日のパラジウムは、ギリシャのユーロ圏離脱懸念でドル買い・ユーロ売りが加速した事から、他貴金属同様に割高感から売りが進み軟調に推移した。また、ギリシャ情勢の先行きを警戒し、世界経済全体への影響も懸念され始めたほか、中国株急落の混乱や、原油相場の一段安が重しとなり、この日は商品相場が軒並み下落する中、パラジウムも下げ幅を拡大した。
市場ではギリシャの財務危機の次は、中国経済の先行きに警戒感を示している感もあり、金融当局による今後の対応に注目が集まっている。
国内のパラジウム相場は、大きく値を下げた海外相場安や、円高要因から軟調に推移し大幅反落。買取では1gあたり2,716円(―151円)と、最近付けた直近の安値(6月30日相場:2,792円/g)を下抜いて、昨年4月9日相場以来およそ1年3か月ぶりの安値となりました。ギリシャの情勢不安に加え、需給緩和を見込んだ売り圧力の高まりから、パラジウムは高値圏の6月初旬から本日までの1ヵ月でgあたり-583円(-17.6%)と、弱気で推移し調整安に。また、米の利上げが近づく中、今後ドル高が相場を圧迫する要因や、中国経済の鈍化による商品需要の減退から、場合によってはもう一段下押される可能性もある為、今後の相場動向にご注視下さい。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/08 2716円 (-151円) ※最安値
07/07 2867円 (+16円)
07/06 2851円 (-65円)
07/02 2943円 (+119円)
07/01 2824円 (+32円)
06/30 2792円 (-59円)
06/29 2851円 (-27円)
06/26 2878円 (-81円)
06/25 2959円 (-11円) ※最高値
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2860円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1155.15ドル、パラジウムは643.70ドル、為替は1$122円05銭前後の値動きで推移しております。
GC キャストウェル M.C.の買取り価格32,550円(-900円)、その他の12%金パラの買取り価格は31,650円(-900円)、開封品の金パラジウム買取り価格が1,007円(-30円)と、本日国内の地金が海外相場安や、円高要因から総じて調整安となった事を受けて、12%金パラも大幅反落。最近付けた直近の安値(6月30日相場:キャストウェル33,300円)を下抜き、昨年10月23日相場以来およそ8か月半ぶりの安値となりました。
ギリシャ不安の増幅に加え、中国の株価急落を受けた同国経済の先行き不安、最近の原油相場の一段安を背景に、7日のNY市場では商品相場が軒並み下落。中でもギリシャ以上の問題になりかねない中国の景気後退観測がより表面化する事で、商品需要の後退懸念から更なる一段安も想定され、当面は値動きが荒い展開が続く模様。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、相場が大幅に値動く場合が御座います。為替相場との兼ね合いからも日相場の価格変動が非常に激しくなっており、場合によっては乱高下する事も御座いますので、ご売却検討の方はリスクを極力回避して安全にご売却下さい。
本日の地金は買取ベースで金4,879円(-69円)、パラジウム2,716円(-151円)、銀63.40円(-2.7円)、プラチナ4,370円(-155円)と、国内貴金属はNY市場の下落や、為替が円高に振れた事を映して総じて軟調に推移。金は2日続落し5月8日相場と同額まで値を戻すなど、およそ2ヵ月ぶりの安値へ沈下。また、その他の銀・パラジウム・プラチナも同時安となり、パラジウム・プラチナはそれぞれ直近安値を下抜いて一段安となりました。
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