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本日の地金は買取ベースで金5,019円(-14円)、パラジウム3,229円(+11円)、銀71.18円(+0.11円)、プラチナ4,815円(-11円)と、国内貴金属は売り買いまちまち。金は海外相場が軟調に推移した事から国内でもマイナスに転じ、プラチナも本日は小幅に値を下げ軟調に推移。一方、銀は上昇した海外相場を映して国内でも2日続伸するなど堅調に推移し、パラジウムは為替要因からプラスに転じレンジ相場ながらおよそ2週間ぶりの高値となりました。
【21日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1204.10ドル(-4.60ドル)
銀:1713.20セント(+1.90セント)
パラジウム:776.10ドル(-0.75ドル)
プラチナ:1152.30ドル(-4.60ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1211.60ドル、パラジウムは779.95ドル、為替は1$120円94銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】20日のNY金相場は前日の下げによる反動や、ギリシャの財政問題への不透明感から買われ小反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1208.70ドル(+2.00ドル)と、小幅ながら値を上げプラスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、引け後に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の4月議事録を見極めたいとした動きから、全体的に薄商いとなった中、序盤はドル高進行に相場を圧迫され小安く推移した。しかしその後は、前日の下げに対する反動から買い戻された事や、財政難に陥っているギリシャへの先行き不安から、安全資産として金は買われプラス圏に浮上。このほか株式相場の下落や、原油相場の上昇、ドル買いが一服した事も支援材料となり、一時1210ドル超まで上昇する場面もあったが、間もなく公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の4月議事要旨を控えて様子見が強まった事から上値は限定的となり、小幅高で引けた。
通常取引き終了後に発表された、連邦公開市場委員会(FOMC、4月28-29日開催)の議事録では、多くの参加者が6月に利上げする可能性は低いとみていたことが明らかになった。また、大半の参加者が、米経済は第1・四半期の減速の後に緩やかに拡大し、労働市場も改善するとの見通しを示したことも明らかとなった。今回の議事要旨を受け、利上げを急がないとした思惑が強かった事から、金は引け後の時間外に買いが膨らみ上げ幅を拡大した。
国内の金相場はプラスに転じた海外相場を映して反発。買取ベースでは1gあたり5,033円(+22円)と昨日の下げ幅をほぼ消化し、再び直近高値圏(2月10日相場以来およそ3ヵ月ぶりの高値水準)まで値戻しました。
《5月現在の金相場価格推移(買取)》
05/21 5033円 (+22円)
05/20 5011円 (-28円)
05/19 5039円 (+24円) ※最高値
05/18 5015円 (+9円)
05/15 5006円 (+29円)
05/14 4977円 (+55円)
05/13 4922円 (+23円)
05/12 4899円 (-10円)
05/11 4909円 (+30円)
05/08 4879円 (-20円)
05/07 4899円 (+24円)
05/01 4875円 (-57円) ※最安値
本日まで5月の金相場平均価格:4955円/g
【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は3営業日ぶり反発。中心限月の6月限は1トロイオンス776.85ドル(+1.70ドル)と、小幅ながら値を上げ3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、軟調に推移していた前日までの安値反動から、時間外取引きより買いが優勢となり上昇。その後、通常取引き開始後はドル高の進行から相場を圧迫され売り戻されたほか、ギリシャ財政を巡り先行き不安の広がりからも売りを促し、相場は再び売りが優勢の弱地合いとなった。ただ、売り一巡後は安値拾いの買いや、ドル高が一服した場面で買われたほか、上昇した金やプラチナの追随買い、原油相場の上昇が支援材料となり、結局終値では3営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は海外相場では小幅ながら3営業日ぶりに反発したものの小安く推移し反落。買取では1gあたり3,218円(-6円)と、ほぼ変わらずの横ばいとなりました。
《5月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/21 3218円 (-6円)
05/20 3224円 (+11円)
05/19 3213円 (-11円)
05/18 3224円 (+38円)
05/15 3186円 (-22円)
05/14 3208円 (-10円)
05/13 3218円 (+5円)
05/12 3213円 (-59円)
05/11 3272円 (+75円) ※最高値
05/08 3197円 (-38円)
05/07 3235円 (+54円)
05/01 3181円 (±0円) ※最安値
本日までの5月のパラジウム相場平均価格:3216円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1213.35ドル、パラジウムは779.45ドル、為替は1$121円13銭前後の値動きで推移しております。
GC キャストウェル M.C.の買取り価格35,600円(±0円)、その他の歯科用12%金パラの買取り価格は35,200円(±0円)、開封品の金パラジウム買取り価格が1,108円(±0円)と、本日地金の金・銀は共にプラスに転じたものの、パラジウムが小幅ながらマイナスに転じた事で、12%金パラは変わらずの横ばい。連日で横ばい圏で推移し、およそ2ヵ月ぶりの価格水準で高止まりしております。
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