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18:00現在の金相場は1トロイオンス1205.15ドル、パラジウムは780.30ドル、為替は1$121円61銭前後の値動きで推移しております。
週末22日のNY金相場は、物価指数の上昇を背景にドル高が進行した事から相場を圧迫され小幅続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1204.00ドル(-0.10ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を下げ取引きを終了した。この日の金相場は、軟調に推移した前日相場から買い戻され序盤は買いが先行し高寄りした。しかし、朝方発表された4月の米消費者物価指数(CPI)が前月比で+0.1%、エネルギーや食料を除いたコア指数は+0.3%と、市場予想(+0.2%)を上回り上昇した事から、外国為替市場ではドルが主要通貨に対して上昇。ドル建ての金は相対的に売られ上げ幅を消化した。また、物価の上昇基調が示された事を受けFRBの利上げ開始を後押しするとの見方からも売りを誘い下げ幅を拡大。一時、前日安値圏まで売り込まれる場面もあった。その後は、ドル買いが一服した事や、株式相場の下落、原油相場の持ち直しから徐々に買い戻されるも、FRBイエレン議長の発言を控えた様子見や、連休を前にした持ち高調整売りに上値を抑えられ、結局小幅安で取引きを終えた。
その後、イエレン議長はロードアイランド州プロビデンスで行われた講演で、「米経済は第1・四半期の減速から持ち直すとともに、労働市場は本格的な回復に近づきつつある」と述べ、「想定通りに景気の回復が続いた場合は、年内いずれかの時点でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標引き上げの最初の措置を講じることが適切になるだろう」と、年内の利上げ実施に前向きな姿勢を示した。
また、議長は2006年以来となる利上げに踏み切った後でも、「正常化へのペースは漸進的なものになると想定している」と続け、「金融政策にあらかじめ決まった道筋はなく、景気が予想以上のペースで回復した場合には引き締めペースを加速させる可能性があり、逆にそうでない場合には利上げのペースを減速させることもある」と述べた。
今週5営業日の金相場は、値を上げた日が2日(18日・20日)、下げた日が3日(19日・21日・22日)と、ドルの上昇を背景に相場を圧迫され売りが優勢となった。週初18日は5日続伸し、2月10日相場(1232.20ドル)以来およそ3カ月ぶりの高値を付けたが、翌19日には最近の上昇を受けた利益確定売りや、外為市場ではドルが上昇の勢いを回復した事から相場を圧迫され調整安となった。以降は売り買いまちまちと小動きな相場展開が続き週末終値(1204.00ドル)では、前週末15日終値(1225.30ドル)に対して、1トロイオンス-21.30ドル(-1.7%)と、3週間ぶりにマイナスで越週。また、5営業日の平均価格は1トロイオンス1210.22ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NY金相場 週間の値動き(5月18日~5月22日)
05/18 1227.60ドル (+2.30ドル)
05/19 1206.70ドル (-20.90ドル)
05/20 1208.70ドル (+2.00ドル)
05/21 1204.10ドル (-4.60ドル)
05/22 1204.00ドル (-0.10ドル)
※前週末15日相場比:1トロイオンス-21.30ドル(-1.7%)
5営業日の金平均価格:1トロイオンス1210.22ドル
国内の金相場は、先週末の海外相場では小幅安となったものの、為替要因からプラスに転じて反発。買取ベースでは1gあたり5,037円(+18円)と、先週19日に付けた直近高値(5,039円/g)圏内まで再び値戻しました。
《5月現在の金相場価格推移(買取)》
05/25 5037円 (+18円)
05/22 5019円 (-14円)
05/21 5033円 (+22円)
05/20 5011円 (-28円)
05/19 5039円 (+24円) ※最高値
05/18 5015円 (+9円)
05/15 5006円 (+29円)
05/14 4977円 (+55円)
05/13 4922円 (+23円)
05/12 4899円 (-10円)
05/11 4909円 (+30円)
05/08 4879円 (-20円)
05/07 4899円 (+24円)
05/01 4875円 (-57円) ※最安値
本日まで5月の金相場平均価格:4966円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1205.60ドル、為替は1$121円67銭前後の値動きで推移しております。
週末22日のNYパラジウム相場は、ドル高進行に相場を圧迫されながらも、良好な内容となった米経済指標を好感され反発。中心限月の6月限は1トロイオンス784.00ドル(+7.90ドル)と、貴金属市場では唯一プラスに転じて取引きを終了。この日のパラジウム相場は、安値拾いの買いや、堅調に推移した他貴金属の値動きを眺めて序盤より買いが優勢となった。途中、発表された米の経済指標(消費者物価指数)が底堅く推移し、上昇基調を示した事から外為市場ではドルが主要通貨に対して急伸。ドル高に圧迫される形でパラジウムは他貴金属同様に売りが進み、一時マイナス圏まで値を下げる場面もあった。ただ、売り一巡後は良好となった指標内容を受けて、米経済成長の加速期待や、自動車販売台数増加による需要増、このほか連休を前にした持ち高調整から相場は再び切り返されプラス圏に浮上。そのまま高値圏を維持して週末の取引きを終えた。
週間5営業日のパラジウムは、値を上げた日が2日(20日・22日)、下げた日が3日(18日・19日・21日)と、勢いを取り戻したドルの上昇を背景に相場を圧迫され売りが優勢となった。週末終値(22日相場:784.00ドル)では、前週末終値(15日相場:794.95ドル)に対して1トロイオンス-10.95ドル(-1.3%)と、2週連続マイナスで越週。(2週の下げ幅は-18.35ドルと、率では-2.2%)また、5営業日の平均相場は1トロイオンス781.02ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NYパラジウム相場 先週の値動き(5月18日~5月22日)》
05/18 793.00ドル (-1.95ドル)
05/19 775.15ドル (-17.85ドル)
05/20 776.85ドル (+1.70ドル)
05/21 776.10ドル (-0.75ドル)
05/22 784.00ドル (+7.90ドル)
※前週末比:1トロイオンス-10.95ドル(-1.3%)
5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス781.02ドル
国内のパラジウム相場は、堅調に推移した先週末の海外相場を映して続伸。買取では1gあたり3,256円(+27円)と、月初来高値を付けた11日相場以来(2週間ぶり)の高値に値戻すなど上伸しました。
《5月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/25 3256円 (+27円)
05/22 3229円 (+11円)
05/21 3218円 (-6円)
05/20 3224円 (+11円)
05/19 3213円 (-11円)
05/18 3224円 (+38円)
05/15 3186円 (-22円)
05/14 3208円 (-10円)
05/13 3218円 (+5円)
05/12 3213円 (-59円)
05/11 3272円 (+75円) ※最高値
05/08 3197円 (-38円)
05/07 3235円 (+54円)
05/01 3181円 (±0円) ※最安値
本日までの5月のパラジウム相場平均価格:3220円/g
11:30現在のパラジウム相場は1トロイオンス782.55ドル前後の値動きで推移しております。
GC キャストウェル M.C.の買取り価格35,800円(+200円)、その他の歯科用12%金パラの買取り価格は35,400円(+200円)、開封品の金パラジウム買取り価格が1,115円(+7円)と、本日地金の金・パラジウムが共に値を上げた事から、12%金パラは最近のレンジ相場から抜けて4営業日ぶりに上昇。過去最高値を記録した3月3日相場(キャストウェル35,850円/個)以来およそ2ヵ月半ぶりの高値となり、再び最高値圏内まで価格水準を切り上げました。
本日の地金は買取ベースで金5,037円(+18円)、パラジウム3,256円(+27円)、銀71.07円(-0.11円)、プラチナ4,803円(-12円)と、国内貴金属は金・パラジウムが値を上げ、銀・プラチナが下げるなど売り買いまちまち。金は先週末の海外相場では小幅安となったものの、国内では為替が円安に振れた事から反発し再び直近高値圏へ上昇。また、パラジウムは海外相場高を映し、国内でも堅調に推移し2営業日続伸。月初来高値を付けた11日相場(2週間ぶり)の高値に値戻しました。一方、本日銀は小安く推移し3営業日ぶりに値を下げたほか、プラチナも軟調に推移し続落となりました。
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